2012年レオ・グラン(Leo Grand)さんは、「Trees for Cars」という名前のアプリを開発しました。
はいはい、それで?
ここまでは世の中に存在するアプリの数だけあるお話です。

開発者はホームレスだった

このアプリの開発者レオ・グラン(Leo Grand)さんは、アメリカニューヨークで暮らすホームレスだったというのです。
でもホームレスなのに、インターネットは?そもそも電源つながるパソコンはどうするの?なんて様々な疑問が浮かんでしまいますね?
でも、ある男性との出会いがきっかけで、ついにアプリを開発するまでになってしまったのです。
http://www.businessinsider.com/homeless-coders-trees-for-cars-app-2013-12

ある人が唐突に近寄ってきて。。。

その男は、ある日レオ・グラン(Leo Grand)さんにこう尋ねました。

「100ドル(約1万円)を現金であげようか?」それとも…
「JavaScript(ジャバスクリプト)の本をあげるからプログラミングを学ぶ?」どっちがいい?
ここでレオ・グラン(Leo Grand)さんは、100ドルではなく、プログラミングを学ぶことを選んだのです。

この唐突すぎる質問を投げかけたのは、同じニューヨークで暮らし、プログラマーのパトリック・マッコローグ(Patrick McConlogue)さん。
彼は以前から、ホームレスを含め、才能がありながら間違った場所にいる人に対して違和感を持ち、そして助けたいと思っていました。
そして、レオ・グラン(Leo Grand)さんがコードを学ぶことを選ぶと、安価なノートパソコンを渡して、出勤前に1時間彼にレクチャーし始めたのです。

たった4か月でアプリ開発に成功!

それから4か月で見事アプリを開発リリースし、
アップルストアとアンドロイドの両方のストアで約15,000ダウンロードされ、
約14,000ドル(約140万円)もの収入を得ることに成功したのです。

このアプリは、登録したユーザーが相乗りできる自動車や相乗り相手をつなげることができるもので、節約できたと思われる二酸化炭素の消費量もチェックできるという優れもの。
日本で使用することはできませんが、Trees for Carsは現在iTunesとGoogle Playで購入できるようになっています。

あなたがもし、ホームレスだったらどちらを選びますか?

  • 数日生き延びるための目の前にある100ドル?
  • それともスキルを身につけてホームレスから脱出できるかもしれない道?
  • 100ドルあったら確かに、贅沢はできないけれど、数日は空腹を満たすことができそう。
    コードを学ぶのはリターンするかどうかは未知数。でも売れれば一攫千金も夢ではない。

    「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ。」

    中国の有名な格言で『授人以魚 不如授人以漁』(老子が言ったといわれている)
    「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ。」ということば。
    人に魚を与えると1日で食べてしまう。しかし人に釣り方を教えれば生涯食べていく事が出来るというふうに解釈されています。

    レオ・グラン(Leo Grand)さんは、目の前の魚(100ドル)ではなく、魚の釣り方(コーディング方法)を学んだことで生きていく糧を得たといえますね。パトリック・マッコローグ(Patrick McConlogue)さんに出会えたことはものすごい強運でしたが、それをチャンスと捉え、もう一度這い上がってやろうという、グランさんの意思決定と、やり抜いたということが何よりの成功の理由ですね。